新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、秋冬に向けてより一層の注意が必要ですね。
さて、今回は感染対策の一つとして加えてほしい「鼻うがい」をご紹介します。
鼻うがいの目的は、外部から侵入したホコリや雑菌、ウイルスなどの異物を洗い流して、鼻の中をキレイにすることです。鼻の中を清潔に保つことは、丈夫で健康な粘膜を作るために重要です。健康な粘膜は免疫力をアップさせて外敵から体を守ることにつながります。
★次のような方にオススメです
・風邪予防(コロナ対策)
・花粉症
・後鼻漏
・慢性上咽頭炎
・Bスポット(EAT)療法中
★鼻うがい液の作り方
お湯(沸騰した湯を37℃程度に冷ましたもの) 500mlと食塩小さじ1杯をまぜるだけ。
★鼻うがいの方法
①少し下を向いて、洗浄器具を鼻にあてる。
②洗浄器具を軽く押し、洗浄液を鼻の中に入れる。「エー」と声を出しながらすると、誤嚥しにくい。
③洗浄液が反対の鼻から出てくる。慣れてくると口からも出せる。
④鼻に残った水分をとるために、やさしく鼻をかむ。
★鼻うがいで気をつけること
・勢いよく鼻に洗浄液をいれない。
・鼻うがいの最中に液を飲み込まない。
・水分が残っている状態で鼻を強くかまない。
・やりすぎない。1日1-2回程度に。
・鼻の炎症が強く、鼻づまりがひどい時には行わない。
初めての方は、鼻がツンとしたり、むせたりすることもありますが、慣れてくると、そうしたことがなくなり、すっきりして気持ちがいいですよ。また、うがい液を作るのが面倒な方は、市販で手に入りますので、そちらをご使用ください。うがいの方法が分からない場合は、当院スタッフにお声掛けください。